16Aug
日頃、オーラルケアで悩んでいることのトップには、
歯の色(黄ばみ)があがっています。
その原因の1つは“酸性の食材を食べる”ことにあるようです。
ビタミンたっぷりのフルーツやサラダ、
ポリフェノールが摂れる赤ワイン・・
これらは、健康志向、美容に関心の高い人たちが
好んで食べる食材ですね。
でも、この美味しくて、健康にも良い食事の中には、
「酸性度」が高いものが多いのです。
みかん、グレープフルーツなどのかんきつ類、
サラダに欠かせないドレッシング、
炭酸飲料や、スポーツドリンク、
ワイン、梅酒など果物由来のお酒・・・
このような食材を飲食した口内は、酸性になっています。
食材が持つ「酸」は、歯の表面のエナメル質を溶かして、
削れやすい状態にしてしまうのです。
そして、弱くなった歯に追い打ちをかけるように、
研磨剤の入った歯磨き粉で磨くと、
エナメル質をはがして歯の形が変形したり、
黄ばみの原因になるのです。
酸によるダメージを防いで、エナメル質を保つためには、
毎日のケアが大切です。
エナメル質のケア法とは・・・
1 食事の後は、必ず口をゆすぐ。
2 食後30分~1時間おいてから、歯を磨く。
3 研磨剤入りの歯磨き粉は使わない。
4 自分に合った歯ブラシを使って
正しいブラッシング法で磨く。
5 力を入れてゴシゴシ磨かない。
酸でエナメル質が弱くなってしまうことを「脱灰(だっかい)」
というそうです。
脱灰した歯は削れやすく、一度削られてしまうと修復ができないので、
日頃のケアが大切です。
もちろん、黄ばみの原因は、酸だけではありません。
コーヒー、紅茶、カレーなどの色の濃い食べ物や、
タバコのヤニも着色しやすいので、黄ばみの原因になります。
自分では、なかなか取りきれない汚れがたまると、
歯槽膿漏の原因にもなるので、
定期的に歯科検診に行って、口内のお掃除をしてもらいたいですね。
■記事提供元サイト:老けない~こだわり美肌・美ボディへの道