4Sep
夏は、エアコンや冷たい物の摂り過ぎによる冷えが原因で
・手足が冷える
・冷えると頭痛、腹痛になる
・ガスが貯留しやすく腹部膨満感がある
・引っ張られるような腹痛が起こる
など、お腹の調子が悪くなる症状が増加します。
このような、夏に増える大腸トラブルの原因は、
主に“冷え症状”と“細菌類による感染性”の2つが挙げられます。
*冷え症状による腹痛
エアコンによる冷えや、冷たい物を食べてお腹が痛くなるのは、
大腸のぜんどう運動が激しくなることが原因です。
冷たい物が胃の中に入ると、反射的に大腸が反応して
体に異物が入ったと判断します。
そして、異物を早く出そうとしてぜんどう運動が活発になり、
便がゆるいまま排出されるのです。
このような下痢が続くと、習慣性になって、
さらにストレスが加わると
過敏性腸症候群という病気になることがあります。
ストレスなどが主な原因で、慢性的に下痢や便秘、腹痛を
繰り返してしまう病気です。
痩せて神経質な人は、症状を起こしやすいようです。
*細菌類に感染してお腹を下す症状
食中毒の原因にもなる、細菌による大腸トラブルは、
下痢、腹痛の症状だけではなく、死にいたることもあります。
・サルモネラ菌・・・卵の殻や鶏肉などに付着しています。
・腸炎ビブリオ・・・魚介類の生食で感染します。
・腸管出血性大腸菌(O157)・・・加熱が不十分な食材から感染します。
肉、魚介類を充分加熱することで、予防できます。
サラダに使う野菜は、しっかり洗うことが大切です。
また、食材の問題だけではなく、使用した食器を10時間水につけ置きすると、
食べカスから菌が増殖して7万倍に増えます。
あまりにも細菌が増え過ぎると、洗剤を使っただけの手洗いでは
落ちない場合があります。
特に夏場は、こまめに洗うことが大切です。
夏の冷えが蓄積されると、冬の冷えにも影響するようです。
食事、衣服調節、入浴などで充分な冷え対策をして、
大事なお腹を守りましょう!
■記事提供元サイト:老けない~こだわり美肌・美ボディへの道