「Blogパラダイス」、通称「ブロパラ」は、ブロガーを応援する投稿サイトです。

menu

Blogパラダイス

「NHKの「プロフェッショナル」に登場した和田行男さんへの質問」


昨年、NHKテレビの人気番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」の「戦う介護、覚悟の現場」で取り上げられた介護福祉士の和田行男さんの講演を聞く機会がありました。
 
和田さんの講演の内容は、「介護職に就くものは、もっとプロ意識を持て!」というものでした。かなり過激な内容でしたが、学ぶべき点の多い、貴重なお話しでした。
 
最後に質疑応答があり、私は、「プロフェッショナル」の番組に関することをご本人に直接、質問しました。
 
番組では、グループホームからご利用者が脱園(脱走とは言いません)してしまいます。
 
和田さんは、すぐ、あたりを捜索しました。
 
翌日、警察から、当人と思われるおばあちゃんを保護している連絡を受けます。
 
会いにいくと、顔から血を流し負傷していました。
 
ところで、介護職に就くものは、ご利用者の意思を尊重することはもちろん大切ですが、ご利用者のご家族に対しては、ご利用者の安全を約束しています。だからこそ、ご家族は介護を離れ、仕事や家事に集中できるのです。
 
そこで、私の質問は、「軽症で済みましたが、もし、亡くなっていたら、どうするつもりでしたか」というもの。
 
和田さん曰く、あのシーンは想定していないアクシデントで、撮影スタッフもカメラをまわすのを止めようと言われたそうです。
 
しかし、それに対する和田さんの答えは、「ドキュメンタリーの番組ならありのままの事実を放送するべき」と反論。「都合のいいところだけを放送するのは不本意だ」とおっしゃったそうです。
 
実は、番組では紹介されていませんでしたが、脱園したおばあちゃんのご家族からは、「和田さんに、お世話は一任しており、万一、事故死してもかまわない」という了承をあらかじめもらっていたそうです。
 
それを聞いて納得しました。
 
実は、私は、そこを一番知りたかったのです。
 
なぜなら、施設から脱園を防ぐには、施錠をするのが最も確実です。
 
しかし、それでは閉じ込めることになり、刑務所と変わらない。
 
そんなところは、介護施設ではない、というのが和田さんの持論です。
 
和田さんのグループホームでは施錠をしないので、脱園は珍しくないそうです。
 
脱園したら、捜索する。
 
ご利用者の尊厳とご家族からの信頼。
 
このふたつを天秤にかけ、どのように釣り合わせるかが、現場の介護職員にとって大きな問題なのです。
 
■記事提供元サイト:認知症介護と障がい者支援
 

応援、ありがとう♪

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ

アーカイブ