19Aug
NISAとは、少額投資非課税制度のことで、
元々、イギリスで1999年より始まった制度を日本版にしたもの。
イギリスでは、
Individual
Savings
Acount
の頭文字を取って、ISAと呼ばれ、その日本版なので、日本のNをISAに付けたのが、NISAの由来のようです。
NISAの仕組みは、簡単に言うと
NISA口座で投資をすると、1年間で100万円までの投資に対する、売却益、配当、分配金などが5年間、非課税になるというもの。
その詳細についは下記の通りです。
【対象者】
日本国に住む20歳以上の個人、国内居住者全て
【非課税期間】
5年間
期間終了後に新たに非課税枠に移行可能
【非課税投資枠】
毎年100万円
最大500万円(100万円×5年)
【口座開設期間】
2014~23年の10年間
【口座開設数】
一人一口座
(変更の可能性もあり)
【対象商品】
上場株、公募株式投信、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、外国債投信、海外株
【途中売却】
自由
売却分の枠は再利用できない
【導入期間】
2014年1月より
以上
とういうことでNISAの目的は、日本人に投資をうながすこと。
イギリスでは、ISAのおかげでより多くの人、特に富裕層だけではなく一般の人が投資を意識するようになり、また実際に投資を行なうようになったために
日本でもあやかろうということのようです。
ちょっと分かりにくいので、NISAでできることとできないことを見てみましょう。
NISAでできること
株式、株式投信の購入
新規の投資
年間100万円以内の投資
配当、譲渡益が非課税
購入後いつでも売却できる
一人で一つの口座を持つ
NISAでできないこと
国債、社債、公社債投信の購入
既に持っている株や投信のNISA口座への移転
年間100万円を超える投資
NISA口座以外の取引と損益通算
購入後5年を超える保有
一人で複数口座を持つ
別の金融機関への口座の切り替え(2014~2017の間)
以上
NISA口座で購入できるのは、元本割れのリスクのある金融商品のみ。
今後、国債や社債などの導入も検討してもらいたいですね。
それから、NISAを始めるにあたっての、最大の注意点は開設口座です。
一人一口座しか開設できず、一度開設したら4間は金融機関を変更できないからです。
各金融機関ではキャンペーンを行い、つい、そこで口座をつくってしまいがちですが、
金融機関によって、取扱商品や種類、手数料が異なるため、安易に開設すると後悔します。
じっくり選んで開設しましょう。
それから、NISAは、良いコトだけではありません。
メリットもあればデメリットもありますので事前の調査を怠らないようにしましょうね。
■記事提供元サイト:NISAの注意点とデメリット