28Apr
春の健康診断は、皆さま受けられましたか?
そろそろ、結果も出てくる頃かと思います。
よく健診で耳にする話しが、コレステロール
コレステロールが高いから気をつけてくださいねと言われる方も。
では、何に気をつけるのでしょうか。
一番多い答えが、卵。
でも、卵はほとんど食べてないのに、コレステロールが高かったという方もいます。
どうしてでしょうか。
卵は、鶏が産みます。
鶏は、何を食べますか?
トウモロコシなどの穀物です。
トウモロコシには、コレステロールは多くないです。むしろ少ないくらい。
トウモロコシしか食べない鶏が産む卵にコレステロールが多いということは、
体の中でトウモロコシ(でんぷん)がコレステロールに変わるということ。
ヒトもでんぷんからコレステロールを作っているということです。
コレステロールが高いという人は、体の中で、
1コレステロールを作るのが多いのか、
2下げる力が弱いのか
3口から食べているでんぷんが多いのか
このどれかということになりますね。
コレステロールは、悪者のように言われますが、体にとって必要なものでもあります。
口から摂った糖質(でんぷん)をコレステロールに変えないと血糖があがりすぎてしまいます。
でんぷん→コレステロール このシステムは体がしっかりと働いている結果ですね。
同じコレステロールでも、HDLコレステロールは、体の中のコレステロールを再利用するために肝臓へ運んでいく役割をします。
そのためHDLコレステロールをふやして再利用を多くするのも大事。
この値は、運動不足によりさがってしまいます。運動不足もコレステロールを上げる原因です。
あまり運動をしない高齢の方は、どうしてもHDLコレステロールも下がってくるので、体内の再利用も充分できません。
そして、ホルモンの働きが弱ってくるので、コレステロールを下げる力が弱くなっています。
このダブルパンチで『コレステロールが高いですね』という状態になるわけです。
女性の場合、閉経による女性ホルモンの低下によってコレステロールを下げる力が弱っています。
そして、口からたべるでんぷん(和菓子やパンなど)が多い
これが原因でコレステロールが高くなる人が多いようです。
再利用のためのHDLコレステロールを上げる運動を心かけることも必要ですし、
運動量がへっているのに食べる量が変わらないなんてことのないようにしましょうね。
体内でコレステロールを上げる食品
・脂身の多い肉
・チョコレート
・卵黄
・即席麺
・ポテトチップ
・乳脂肪分(バター・チーズ)ケーキなどの卵や乳脂肪分を使ったもの
多く含む食品
・マヨネーズ
・魚卵
・卵
・レバー
下げる食品
・大豆製品
・植物油
・野菜
・果物
・海藻
・青背の魚(あじ・いわし・鯖・秋刀魚など)
これを見ると、上げる食品は、戦後日本にやってきた?ものが多いようにみえます。
そして日本食といわれるものには、下げる食品(大豆製品・野菜・海藻・青背の魚)が多く使われています。
毎日の食事で、チェック!
○魚を2日に一度は食べる
○肉は、一人60g~80g程度にする
○大豆製品(豆腐・納豆・油揚げなど)を何か一日一度は食べる
○海藻類(わかめ・ひじきなど)を一日一度は食べる
○野菜は、毎食食べる
■記事提供元サイト名 :健康はおうちごはんから