22Apr
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをして、更年期の症状を和らげると言われています。
そんなありがたいイソフラボンですが、全ての人が十分な恩恵にあずかれるわけではありません。
カギとなるのは、イソフラボンの一種のダイゼインが腸内細菌によって変化した「エクオール」という成分。
具体的にどんな働きをするのでしょうか?
エクオールが多い人は、
1.更年期障害の症状も軽い傾向にあります。
2.肌のしわの面積も小さく、浅くなることが分かっています。
3.骨粗しょう症のリスクも軽減します。
いいことずくしですね。
でも、エクオールを作る腸内細菌を持つ人は、日本人では2人に1人。
残念ながら、半分の人はその腸内細菌を持っていないのです。
自分は、持っているか持っていないか気になりますよね。
簡単な検査「ソイチェック」で調べることができます。
食事で大豆製品をとると、腸内でエクオールに変化して吸収されます。
そして、体に作用した後は、尿に混じって出てくるそうです。
そのため、尿検査でエクオールが見つかれば体内で作れていることになります。
もし体内で作れないとしても、外から補給する方法があります。
エクオールを作る腸内細菌を持たない女性グループに、3ヶ月間毎日エクオールを摂取してもらう実験をしました。
すると、ホットフラッシュの回数が目に見えて減ったそうです。
体内で作れると分かったとしても、腸内環境は変化するので、大豆製品は積極的に摂り入れた方がいいでしょう。
これから更年期を迎える人は、どんなことが自分に起きるのか不安も大きいと思います。
私もその一人です。
また、更年期世代は、仕事や介護などのストレスが多い世代でもありますよね。
避けて通れない道ならば、少しでも快適に過ごしたいもの。
エクオールもその一つの方法となるのではないでしょうか。
■記事提供元サイト:キレイライフ、発見