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「施設の社会化から地域へ」とはどういうこと?


施設の社会化」とは、1970年第以降、社会福祉施設の閉鎖的な運営に対する問いかけがきっかけとなり提起された問題です。
 
一般に、「施設の社会化」とは、機能の社会化、処遇の社会化、運営の社会化、問題の社会化の4つの社会化を意味します。
 
機能の社会化とは、施設の専門機能を地域社会に提供すること。
 
処遇の社会化とは、施設に入所している人の生活の豊かさのこと。
 
運営の社会化とは、とかく閉鎖的になりがちな施設運営をオープンにし、地域住民に開かれたものにすること。
 
問題の社会化とは、施設入所者が抱える問題を個人の問題としてではなく、地域社会の問題として捉え、地域で解決していく取り組みのこと。
 
上述した4つの社会化の中でも、最も重要なのは最後の問題の社会化であると言われています。
 
2000年の社会福祉基礎構造改革により、地域福祉を中心として施策が打ち出されることになりました。
 
これは、人の生活基盤は地域社会にあることを前提とした福祉サービスの構築が求められることを示しています。
 
例えば、高齢者施設のうち、「介護老人福祉施設」とは、入所定員が30人以上の特別養護老人ホームのことで、自宅での介護が困難な人が入所する施設で、基本的には終身です。
 
次に、「介護老人保健施設」とは、病気やケガで病院に入院した後、直ちに在宅生活へ復帰することが難しい人が一時的に利用してリハビリを受ける施設です。
 
あくまでも在宅復帰を目指すことから、施設と在宅の中間施設という位置付けと言えます。
 
「小規模多機能居宅介護」とは、利用者の在宅生活を維持する比較的新しいサービスで、施設への通いを中心として、利用者宅への訪問と短期間の宿泊を組み合わせたものです。
 
これからの社会福祉サービスは、施設にボランティアや地域住民が訪問するという一方向ではなく、入所者が地域の行事に参加するといった双方向の活動形態を目指しています。
 
従来の地域住民を施設に迎える発想から、一般住民と同じ生活を送る形態をとり、入所者と職員が地域に繰り出すという発想の転換が求められます。
 
このことは、「施設の社会化から地域化へ」というテーマとして実践されつつあります。
 
さらに、入所型の施設は、個室化とユニット化、施設の分園化、小規模化などが制度化されています。
 
地域における施設の形態としては、大規模から小規模もしくは分散して配置する傾向です。
 
多様な住まいを保障する居住福祉の観点からは、グループホームや小規模多機能型などの地域密着型サービスの拡充が進んで行きます。
 
地域福祉における社会福祉施設は、小規模化と多様化が進み、地域に開かれた存在であり、利用者はできる限り住み慣れた地域に住み続けることが可能なサービスを提供していきます。
 
■記事提供元サイト:福祉系資格取得
 

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