18Jul
かなり古いドラマですが「ふぞろいの林檎たち」をご覧になったことがあるでしょうか。脚本は山田太一です。
ふぞろいの林檎たち(ふぞろいのりんごたち)は、1980年代から1990年代にかけてTBS系で放送されたテレビドラマ。山田太一原作・脚本。主題歌はサザンオールスターズの「いとしのエリー」。「ふぞろいの林檎」は規格に当てはまらない落ちこぼれの登場人物たちを指す(引用元:ウィキペディア)。
私がリアルタイムで見たのは、1997年に放送された第4シリーズでした。1997年のシリーズには長瀬智也と中谷美紀が出ていました。そのキャスティングが新鮮で、最終回まで追いかけた記憶があります。
今回見たのは、1985年の第2シリーズ。
山田太一の脚本が好きな人にはたまらない世界でしょうね。大した盛り上がりもないのに、気が付いたら、13話全部を見終っていました。まったりとしたドラマ空間に浸れます。
山田太一の脚本の特色は、その「あり得ない会話」にあります。日常生活では絶対に使わない会話が平気で続くのですが、これにハマルと、逃れられなくなるのです。
今思うと、名作ドラマ「白線流し」はこのドラマを下敷きにしている気もします。若い男女の群像劇の草分け的作品なんですね、この「ふぞろいの林檎たち」は。
それにしても「ふぞろいの林檎たち」というタイトルも、傑作としか言いようがありませんね。
■記事提供元「風花未来.com」