12Apr
「あなたって○○だよね」と人から言われて、意外に感じた経験はありませんか?
○○には、負けず嫌いとか、短気とか性格を表す言葉が入ります。
自分が知ってる自分と他人が知ってる自分は、微妙に違います。
アメリカの心理学者が考えた「ジョハリの窓」では、自分の中には4つの窓(カテゴリー)があるとされています。
解放の窓 自分も他人も知っている自分
盲点の窓 他人は知っているけど、自分は知らない自分
秘密の窓 自分は知っているけど、他人は知らない自分
未知の窓 自分も他人も知らない自分
盲点の窓は、いいことも悪いことも含めて自分では気づいていない部分です。
自分ではできているつもりでも周りの人に迷惑をかけていたり、とっても魅力的なのに本人は気づいていないというような場合です。
秘密の窓は、他人に隠している部分ですね。
いい人に見られるけど、結構ブラックな面もあるんですとか、明るく見られるけど、実は執念深いとか。
お察しの通り、解放の窓が大きいほど人間関係は上手くいきます。
では、どうすれば解放の窓を広げられるのでしょうか?
・盲点の窓を広げるには?
人の意見やアドバイスに耳を傾けることです。
年を重ねるにつれて、次第にアドバイスをしてくれる人も少なくなってしまいます。
耳に痛い意見を言ってくれる人は、貴重な存在。
自分が成長する上でも、フィードバックは不可欠です。
もちろん、全ての人の言うことを受け入れる必要はありません。
中には、自分が優越感を感じたいがために人を批判する人もいますから。
私の場合、「この人なら信頼できる」と感じた人の意見だけを心に留めるようにしています。
・秘密の窓を広げるには?
短所をあえて自分から公開してしまうことです。
「私って○○なんです」とか、「~が苦手なんです」とか。
短所を隠そうと繕うと、どうしても不自然さが表れてしまいます。
自分の心も楽になるので、以前よりもリラックスして人とつきあえるようになります。
今まで他人から傷つけられたり、否定される経験が多かった人は、心を開くのが難しいかもしれません。
どうしても自分を守ろうとする意識が働いてしまうからです。
話しやすい人や気の合う人を見つけて、他人から肯定される経験を積むと、少しずつ自己肯定感が育ってきます。
・未知の窓を広げるには?
新しい分野にチャレンジすることです。
ずっとできないと思っていたのに、やってみたら意外と簡単にできたり、何となく始めたのにすっかりはまってしまったという経験を持つ人もいるでしょう。
人は変化を嫌う傾向にありますが、あえて新しい世界に足を踏み入れることで可能性が広がります。
季節は春。スタートを切るにはちょうどいいタイミングです。
さて、どんな新しい自分に出会えるでしょうか?
■記事提供元サイト:キレイライフ、発見