19Apr
小さな、子供もいつかは大きくなって自立していく。
私には、この春、転職と同時に一人暮らしを始めた25歳の娘がいます。
自宅からの通勤が1時間30分と通えない距離ではなかったのですが、祖母に「昔の25歳はオールドミスと言われてな」という言葉に、一人暮らしを決意したわけです。
祖母は悪気があったわけではありません。それどころか娘の将来を案じるあまりに、つい出てしまった言葉でした。
娘も、この言葉に自立するということを真剣に考えたのだと思います。
私は、一人暮らしに反対でした。大学を奨学金で出ているため、借りた学費が借金として残っているからです。
子供にとっては学費として借りたものなので、学費という名の借金という意識が薄いように感じています。
大学を出たからと言っても、誰もが正社員で就職できるわけではありません。娘も正社員としての就職は果たせません。
だからこそ、自宅にいるうちに返済に専念してほしいという気持ちがありました。
@niftyの何でも調査団のアンケートに
『親子の理想の距離感、「必要な時駆けつけられる距離にいたい」が断トツ』
という結果が載っていました。
親世代は57%、子世代は53%という結果で半数の方がこの距離感が良いと答えています。
参考HP @nifty何でも調査団
それぞれの、一定の距離感は保ちつつも、すぐに駆けつけられる距離が良いのですね。
4月から一人暮らしに突入した娘とは、あえてこちらからは連絡を取っていません。気にしてしまうと、あれもこれもと干渉してしまいそうだからです。
けれど、連絡を取らなかったことが今までよりも良好な距離感を保てるという結果となりました。
家にいるときは、近すぎて会話も必要最小限でしたが、今は小さな出来事でも写メ付でメールを送ってくれるようになりました。
祖父母への報告もきちんと写真と挨拶の手紙を添えて知らせていました。
いつの間にかそういう配慮が出来る女性に成長したようです。
奨学金も、節約して早く返済できるように心がける。
見切り品の食品を購入するなど工夫を凝らし奨学金返済を見据えているようです。
先日、娘から桜の写真が添付されたメールが届きました。
そこには一言だけ言葉が添えられています。
お互いに少しだけ相手のことを気遣う。あとは遠くから見守る。
そんな関係が一番心地よいと感じる距離感なのかもしれませんね。
■記事提供元サイト:100均ライフで節約をめざす