9Aug
ロンドンオリンピックでの女子レスリング48kg級に初出場で、見事金メダルを獲得した小原日登美選手。
「悲運の女王」って呼ばれてたそうですね。
女子レスリングがオリンピックの公式種目となったときに、小原選手の参加階級である51キロ級がなかったそうです。
その下の48キロ級には、妹真喜子さんがいたため、55キロ級に変更しました。 (ご両親からも姉妹対決は見たくないと言われたとか・・)
でも、55キロ級の吉田沙保里選手に敗れ、引退し、帰郷。
そして、レスリングから離れたショックでうつ病、引きこもりとなり、激太りで20キロ増の74キロまでに。
その後、故郷で母校での後輩たちのレスリングの練習を見るうちに、立ち直り、再びレスリングを始めたそうです。
このときは、1年で体重を戻したそうですよ。
2004年には、自衛隊に入隊。
その後、2007年にオリンピックに再度臨むが、吉田選手に負け、オリンピックへの道はとざされたまま。
2008年、引退して、妹のコーチとなるが、妹が、世界選手権で惨敗し、姉の小原日登美に、「私はもう無理みたいだから、お姉ちゃんががんばってくれない?」と言われたのをきっかけに48キロ級女子レスリングに復帰。
その後、自衛官の男性と結婚して、夫がコーチとなり、ともにトレーニングを行い、三たびオリンピックを目指したんですね。
年下の夫、康司さんとの結婚指輪は、2つ合わせると5輪の模様になるんですよ! すごいアイデアだな~って感心してしまいました。
ロンドンオリンピックでは、夫に「オリンピックに魔物はいない」と言われ、いつもどおりに試合ができた、というから、愛情の深さがうかがわれますね。
経歴としては、小原日登美選手は世界選手権で8回の優勝、妹の真喜子さんは、世界選手権で銅メダルまでということですから、姉の日登美選手のほうが力があったのかもしれませんね。
10年もの苦労の末に獲得した金メダル、ドラマみたいな人生に感動です。
■記事提供サイト 大人カジュアルな日々