30May
腸内環境を整えるといわれている乳酸菌やビフィズス菌を
積極的に摂取している方は多いと思います。
美容やダイエットのための食品で人気トップは「ヨーグルト」だそうです。
生きたまま腸まで届く乳酸菌として、「プロバイオティクス」という
言葉もすでに知られていますよね。
ところがこの乳酸菌、生きた菌でなくても体に良いのだそうです。
それが「プレバイオティクス」という考え方です。
ちょっと聞き慣れないことばなので、調べてみました。
◆善玉菌のエサになる「プレバイオティクス食品」
ヨーグルトは手軽に食べられて、便秘解消やダイエット効果が
期待できる美容食ですが、
専門家の中には「乳酸菌やビフィズス菌は
生きたまま腸まで届かない」と言う人もいて、ほんとうに便秘解消や
美肌づくりに効果があるの? と疑問に思っていました。
ヤクルト中央研究所によると、「プレバイオティクス」とは、
以下の条件を満たした食品成分のことをいいます。
-1 消化管上部で分解・吸収されない。
2 大腸の有益な細菌(プロバイオティクス)の栄養源となり、
善玉菌の増殖を促進する。
3 大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する。
4 人の健康の増進維持に役立つ。
「プロバイオティクス」が人体に良い影響を与える微生物または、
それらを含む製品、食品のことを指すのに対し、
「プレバイオティクス」は「プロバイオティクス(善玉菌)」の働きを助ける物質のことをいいます。
現在はオリゴ糖や食物繊維の一部がこの「プレバイオティクス」と認められています。
2 のとおり、「プレバイオティクス」とは、すでに腸内にある
「プロバイオティクス(善玉菌)」のエサとなって、せっせと腸内細菌を増やしてくれるのです。
オリゴ糖は、たった一週間摂取するだけで腸内細菌の数が
18%から40%に増えたという研究結果もあります。
ところがその後摂取をやめてしまうと、またもとに戻ってしまったのです。
乳酸菌やビフィズス菌は、一時的に大量にとれば良いのではなく、
毎日継続して食べることが大切なんですね。
◆プレバイオティクス食品は身近にいっぱい
ただ、ヨーグルトを毎日食べ続けるのは大変かもしれません。
そこで、ほかにどんなプレバイオティクス食品があるか、
ピックアップしてみました。
・納豆
・しょうゆ
・みそ
・漬けもの
・キムチ
・お酢
・酒粕
・塩麹
・塩辛
毎日の食事に1品、忘れずに付け加えたいですね。
ローカロリー、ローカーボな食品ばかりです。
乳酸菌やビフィズス菌は年齢によってだんだん減少していきます。
意識して発酵食品を食べ、腸スッキリをめざしましょう!
■記事提供元サイト:50歳からは腸!健康「糖質制限ダイエット」