28Oct
仕事、受験、家事、育児、介護など何かと忙しく、慌ただしい現代社会。
その中で体も心も緊張して、無意識のうちにがちがちに固まっている人は多くいるでしょう。それが身体にも心にもあらゆる不調を引き起こ酢原因となってしまいます。では、どうすれば緊張をほぐすことができるのでしょうか。忙しい中でも簡単にできることも含めて紹介します。
腹式呼吸をする
まずは息を吐きます。それから息を4秒吸い、2秒止めて8秒間かけてゆっくりと吐きましょう。落ち着くように心の中で数を数えながら行うのがポイントです。
一度体に力を入れてから力を抜く
足先に力を入れて少し止め一気に脱力する、次は太ももに力を入れて少し止め一気に脱力する、次はお腹、腕、肩、顔とだんだん上に上がっていきながら繰り返します。最後に、足先から顔まで体全体に力を入れて少し保ち、一気に脱力しましょう。
脱力するときに緊張がほぐれる感覚を感じやすくなります。
GABAを含む食品を摂る
GABAはギャバと読みます。正式名称はγアミノ酪酸といいいます。アミノ酸の一種です。
抑制性の神経伝達物質として脳や脊髄で働いており、アドレナリン、ドーパミンなど興奮させる神経伝達物質が過剰に分泌することを抑えます。世親的に落ち着き、リラックスをもたらします。ストレスを解消します。
発芽玄米、トマト、なす、緑茶、じゃこ、漬物、キムチなどに多く含まれています。チョコレートや紅茶などGABAを配合した製品、サプリメントも販売されています。
ハーブティーを飲む
コーヒーや紅茶などはカフェインを含んでおり、神経の高ぶりをもらたします。このため、飲み物はカフェインを含まないハーブティをがいいでしょう。
カモミール、ラベンダー、リラックス用にブレンドされたもののなど様々な種類があります。
なかでも、セントジョーンズワートというハーブは、緊張や神経の高ぶりを鎮め、リラックス効果をもたらします。飲んですぐ効果が現れるものではなく、4~6週間飲み続けることで効果が現れます。
・注意点
セントジョーンズワートを飲むとまれに副作用が出る場合があります。倦怠感、胃の不快感、光を見ると異常にまぶしく感じるなどです。このような症状が現れたら飲むのはやめてください。
また、次の医薬品を一緒に飲む薬が効きにくくなることもあるので、医師に相談して下さい。
強心薬、気管支拡張薬、抗てんかん薬、抗不整脈薬、抗HIV薬、免疫抑制薬、血液凝固防止薬、経口避妊薬
ウォーキングをする
幸福感をもたらす脳内物質のセロトニンが分泌されます。色々な考えでごちゃごちゃしていた頭はすっきりし、緊張は和らぎ、前向きな気持ちになれます。
ぬるめのお湯につかる
40℃ほどのぬるめのお湯に20~30分ほどつかります。身体が芯から温まり、心身共にリラックスできます。熱いお湯ですと、神経が興奮してしまいます。入浴前後には水分補給も忘れないで下さい。お風呂に飲み物を持ち込んで、入浴中に飲むのもいいでしょう。
アロマテラピー
カモミール、ベルガモット、ラベンダー、オレンジ、グレープフルーツなど様々な香りのアロマオイルがあります。
自宅でしたら、アロマランプ、キャンドルを使えば、部屋中に良い香りが広まってリラックスできます。塩とアロマオイルを混ぜて、浴槽に入れるのもいいですね。
外出の時には、ハンカチやティッシュなどにアロマオイルをしみこませたものを携帯しましょう。
ツボを押す
精神的に落ち着く効果があります。
イライラを鎮めて精神を落ち着かせます。
緊張感を緩めます。
自然と触れ合う
都市部で生活している方は自然と触れ合う機会が少なくなりがちです。たまには自然と触れ合うことも大切です。植物からはフィトンチッドという成分が放出されており、心身の健康を取り戻すのに役立ちます。
まとめ
心や体が緊張している状態が続くと、物事がうまくいかなかったり、心身が不調になったりします。緊張することはだれにもあることです。また、適度な緊張は物事がうまくいくためにも大切なことです。しかし、緊張感が高ぶり過ぎたり、長く続いたりしないようにすることが大切です。そのために、緊張をほぐすためにも、今回紹介した方法を行うことをお勧めします。
■記事提供元サイト:健康で快適な毎日を