1Apr
治療技術さえ確かなら患者は集まる。
はっきり言いますが、これは間違いです。
繰り返しますが、技術だけあってもダメなのです。
たとえ、あなたの技術が日本一であったとしてもダメです。
なぜか?
経営というのは「掛け算」だからです。
つまり技術(100)×宣伝(0)=0なのです。
どんなによい商品であっても宣伝なしでは誰にも知られずに埋もれていくだけです。
もちろんあなたがそれを望むなら別ですが・・
よく技術があれば患者は探してでも来てくれる、と言われますが、
極端な話、山奥に隠れ住んでも来てくれると思いますか?
すでに、あなたが日本一の名声を得ていればそれもあるかもしれません。しかし、そ
んなことは現実にはありません。
まずは知ってもらう事(宣伝)が必要です
たとえ、どんな達人技をもっていようと最初に宣伝して、知ってもらわなければ、誰
にも知られずに終わってしまうのです。
さらにあなたに質問したいことがあります。
あなたは自身の治療技術レベルを正確に把握していますか?
あなたが他県に引っ越しても患者が追いかけて来るくらいの、超一流の技術を持っていますか?
それとも、慰安的なマッサージテクニックのみですか?
知識は多いが技術はともなっていないタイプですか?
あなたは自分の本当の技術力を正確に把握できていますか?
どれだけ頑張って働いても、自分のレベルがわかっていないと失敗します。
成功している治療院は自分がどのレベルにあるのかを客観的に把握しています。そして、それを正確に把握できています。
自分の技術レベル(その技術の特性)、つまり自分の商品価値や利用方法を知っているのです。
言い換えれば、自分の本当の活かし方を知っているのです。
ゆえに、自分の強みを生かすことができます。
失敗している治療家は自分の技術の活かし方を間違っている場合が多いです。
理想に燃え、自己を過大評価してしまって失敗するタイプがもっとも多く、次は活かす方向性を間違っているタイプが多いように思います。
宣伝もいらないような一流の治療技術をもった治療家は少ないです。というより殆どいません。
100人中、1人いればよいほうでしょう。
殆どの治療家は自分が二流以下の技術レベルである事に気づいていません。
治療家として成功することは、そんなに甘くはありません。
それこそ半端でない猛勉強・技術力そしてセンスが必要なのです。
たとえばスポーツの世界でいえばオリンピックに出場できるような、
野球に例えれば、プロ野球の1軍選手になれるような、そんなレベルです。
あなたにそれだけの実力があるのなら、小細工は不要です!
開院のお知らせのチラシを1回まけば十分でしょう。
ちょっとした「治療技術がある」これだけではダメなのです。
どのような特性をもった治療技術で、どの程度のレベルか?
これを正確に把握しなければ戦略はたたず、成功もありません。
■記事提供元サイト:和伝整体