「Blogパラダイス」、通称「ブロパラ」は、ブロガーを応援する投稿サイトです。

menu

Blogパラダイス

日本における障害者を取り巻く社会情勢の歩み


日本の障害者に対する政策は、第二次世界大戦後から始まりました。
 
戦前においては、救護法の中で障害者が救貧の対象とされるか、精神障害者に至っては、警察の取り締まりの対象でしかありませんでした。
 
当時の障害者施策の前提は家族依存であり、それ以外は民間の社会事業者の手に委ねられていたのです。
 
国は敗戦を機に、復員軍人や遺族を救援するための生活保護法を1946年に制定しました。
 
次に、戦争孤児を救済するための児童福祉法を1947年に、傷痍軍人救済を目的とした身体障害者福祉法を1949年に、それぞれ制定しました。
 
その後、福祉サービスは行政の措置として提供され、国から委託を受けた地方公共団体により事務処理され、その費用は応能負担するという社会福祉の基礎構造が形成されました。
 
ところが、当時の福祉政策は、身体障害、知的障害、精神障害の三つに区分され、それぞれ別の施策運営が行われていました。
 
また、サービスが実施主体の市町村に依存しており、地域間の格差が問題になりました。
 
そのため、障害者全体を対象として総合的な施策を実現しようと、それまでの心身障害者対策基本法を改正した障害者基本法が2003年に施行されました。
 
障害者福祉の憲法とも言える障害者基本法は、2004年に改正され、理念としての障害者差別禁止を明文化し、都道府県や市町村での障害者基本政策の策定を義務付けました。
 
2003年には、それまでの行政処分であった措置制度からの転換が図られ、利用者の自己決定権が尊重されるようにシフトしました。
 
これにより、利用者が自らサービスを選択し、サービス提供者と契約を結び、その利用料金について行政が支援する制度へと変わっていきました。
 
ただ、この支援制度の対象は身体障害者と知的障害者であり精神障害者は適用外であったことは、その後、大きな問題となりました。
 
障害者総合支援法の前身である障害者自立支援法は、2006年4月から施行された法律で、それまで障害の種別ごとに異なる法律に基づいて提供されていたサービスを共通の制度の下で一元的に提供する仕組みを創設したものでした。
 
一方、2006年に国連で採択された障害者の権利に関する条約とは、障害者の人権及び基本的自由の享有を確保し、障害者の固有の尊厳を促進することを目的として、障害者の権利実現のための措置等について定める条約です。
 
日本は、2007年9月28日に条約に署名し、2014年1月20日に批准しました。
 
署名から批准まで6年以上かかったのは、障害者基本法や障害者差別解消法といった国内法の整備に時間を要したためです。
 
140番目の批准国であることからも、日本の福祉環境整備は諸外国から大きく遅れていると言わざるを得ません。
 
■記事提供元サイト: 福祉系資格取得

応援、ありがとう♪

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

アーカイブ